自分でもどうしたら良いか分からない、自分でもどうする事もできない等、原因が分からないけれど確かに在るという症状、状態、気持ちについて、専門的な視点に基づいた理解から、その原因を明確にしていき、各々の原因に応じた適切な治療的ケアを行っていく方法です。精神療法には様々な理論がありますが、当カウンセリングルームでは精神分析的な精神療法を主軸に、1人1人の症状にあわせて各々有効と思われる理論を取り入れながらオーダーメイドの精神療法をご提供いたします。

※ 精神分析的な精神療法とは

原因が分からない様々な症状の背景に、抑圧された感情、ずっと未消化のまま在る気持ち等を想定し、専門的な理論に基づき漠然としていた症状の原因を明確にしていきます。症状は、原因が明らかになる事によって各々に適切な対処法を見つけていく事が可能になります。当カウンセリングルームでは、専門的な理解に基づき、きちんと受け止められず未消化のまま在った感情を適切に取り上げ治療的ケアを行っていく事で症状の本質的な解決に臨みます。

  • 家族、職場、学校等の人間関係の悩み
  • 自分自身の性格や今後の事、自分のやりたい事が分からない等の悩み、自己理解を深めたい等の気持ち
  • 自分には居場所がない感じがする、本当は人とつながりたいかも等の気持ち
  • 何か疲れた、虚しい、本当は助けてほしい等の気持ち

こうした心の問題や不調は、目に見えない為、人に気づいてもらい難い、身近な人には話し難い、といった特徴があります。その為、本当に辛いのに分かってもらえない、相手の気持ちを考えてしまい話す事の方が負担を感じてしまう等、『自分1人で抱え日常はどうにか送ってしまう』という事が起こりがちです。
でも、身体や気持ちは、どこかで、心の中の状態を教えてくれるサインを出しています。
それが、辛い、虚しい、分からない等の気持ち、だるい、痛い、疲れる等の原因不明の様々な症状です。
当カウンセリングルームでは、来談された方の、こうした気持ち、症状の声、SOSのサインを、専門的視点から丁寧に聴き、来談された1人1人の方が各々に自分自身の生きた感覚、主体性を取り戻し、自分自身の意思で自分の道を選択していけるようになっていく為の専門的なケア、サポートを行います。

※ お薬との併用が必要な場合は、提携のある医療機関をご紹介いたします。

症状具体例
身体症状頭痛、腹痛、胃痛、吐き気、動悸、めまい、蕁麻疹、咳、肩こり、歯痛、不眠、過眠、過呼吸、発汗、性的生理的な問題、様々な痛みなど
精神症状(気持ち)不安、だるさ、疲労感、孤独感、虚しい、寂しい、悲しい、イライラ、緊張、落ち込み、ネガティブな思考、パニック、自己嫌悪感、自己否定感など
原因不明の様々な症状抑えられない衝動的な状態、拒食過食、自分の気持ちが分からない、感情を感じられないまたは感じ過ぎてしまう、過剰にやり過ぎてしまう、現実感が感じられない、特定の物事(乗物、先端、視線等)への不安や恐怖、特定の場所(高所、閉所、人混み等)での不安や恐怖、確認行動、気持ちが長く切り替わらないなど

※ これらの例は、一例に過ぎず各々の方に多種多様な症状があります。
※ 症状によっては、まず他科による原因のご確認が最優先となる場合があります。

身体、精神(気持ち)の症状は、普段でも生じる事がありますが、健常時では大きな支障となる事なく自然に治まります。一方、心に不調、問題等が生じているサイン(SOS)の時は、こうした症状が強くまたは長く起こります。
心の状態は目には見えない為、人にも自分にも理解され難く、気づいてもらえなかったり、まだ頑張れるはずと思ってしまったりして、適切な対処がなされないまま放置されてしまう事があります。しかし、症状というのは、何もないところに突然表れるものではありません。
症状とは、心身に何か不具合、無理がある事を知らせるサインであり、必ず原因があるものです。
従って、心の症状においても専門家による適切な治療、対処が必要です。